ボタンネコノメソウ


                               ’24.4.22撮影 高島市(滋賀県)

果実になりかかっているのですが、
いままで見たボタンネコノメソウより萼片の赤味が強いので、アカヒダボタン?
かもと思いましたが、ボタンネコノメソウと同定しました。



                              ’24.4.22撮影 高島市(滋賀県)

ボタンネコノメソウ種の特徴
雄しべ雌しべが短く、萼裂片の半分から2/3ほど。
翌日見たアカヒダボタンは花が小さく、雄しべが萼裂片より僅かに短いか同じくらいでした。



                              ’24.4.22撮影 高島市(滋賀県)





                              ’04.4.49撮影 冠山(広島/山口県)



                                      ’04.4.49撮影 冠山(広島/山口県)



                 ’02.3.21撮影 貴船(京都府)


萼裂片は暗赤褐色色、雄しべは8個、萼裂片より短く、葯はふつう暗紅紫色。



           ’04.3.21撮影 三次市(広島県)


ヒダボタンの変種アカヒダボタンとボタンネコノメソウはよく似ています。
ヒダボタンの特徴:萼片の色が暗赤褐色、葯の色が暗紅色、葯と花柱は萼片と同等で萼片より突き出ない。
同定は容易ではなさそうです。

 Chrysosplenium kiotoense Ohwi
ボタンネコノメソウ(牡丹猫の目草)/ユキノシタ科 ネコノメソウ属 多年草/4~5月/本(岐阜県以西の日本海側)
山地の谷沿いの湿った場所。草丈約10cm。根出葉は花時まで残り、葉身は円形~楕円形で、表面の脈が目立つ。花弁はなく、下部の苞は卵形で柄があり、上部の苞は広卵形で鮮黄色。萼裂片は4個で花時には直立し暗赤褐色、雄蕊は8個、萼片より短く、裂開前の葯は黄色。花柱は萼裂片より短い。果実(朔果)は斜開し、2個の心皮は大きさが異なる。種子は多数あり、広楕円形で、長さ約0.8mm、縦に約12個の肋骨状の隆条があり円い小突起が接して並ぶ。 

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