アカヒダボタン




苞の黄色と萼裂片の暗赤褐色のコントラストが強く、よく目立ち、とっても綺麗です。




ボタンネコノメソウに似ていますが、萼裂片の赤味が強いことが1番の相違点です。
また花序が小さく、雄しべがボタンネコノメソウよりやや長く、
萼裂片とほぼ同長か僅かに短いのが特徴です。




セントウソウとヤマネコノメソウとアカヒダボタン



平地では想像できないくらいの濃霧と強風で、花散策どころではありませんでしたが、
アカヒダボタンは揺れず、上を向いているので、撮影することが出来ました。

’24.4.23撮影 伊吹山(滋賀県)

 Chrysosplenium nagasei Wakab. et H.Ohba var. porphyranthes Wakab. et H.Ohba
アカヒダボタン(赤飛騨牡丹)/ユキノシタ科 ネコノメソウ属 多年草/4~5月/本州(中部地方~近畿地方)
  草丈10cm程度。走出枝は花後伸長し、先端に2~3対の葉を相接してつける。根出葉は花時にも枯れず、花茎に1対の葉を対生する。葉は、下部ものは円形~卵円形~楕円形、長さ2~3.5cm。基部は切形で急にに狭まり、葉柄となり、縁には内曲する鈍鋸歯がある。下部の苞は葉と同形、上部の苞は広卵形~楕円形で鮮黄色。萼裂片は暗赤褐色で花時には直立し、雄しべ8個は萼片とほぼ同長で、裂開前の葯は黄色。 

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