イヌハギ


                     ’18.9.16撮影 阿蘇外輪(熊本県)

小花を見ると、ネコハギに似ていますが、
ネコハギのように地面を這うことがなく、立っています。



                  ’18.9.16撮影 阿蘇外輪(熊本県)



                    ’08.9.8撮影 平尾台(福岡県)



                                      ’05.9.12撮影 平尾台(福岡県)



                     ’08.9.8撮影 平尾台(福岡県)

綺麗だとは思いませんが、鑑賞価値がないから
イヌハギとなったと聞くと、気の毒なような気がします。
小花の大きさはネコハギよりやや大きいくらいですが、
全体のイメージではイヌハギのほうが大きく見えるので、こちらの由来もまぁ納得。

 Lespedeza tomentosa (Thunb.) Siebold ex Maxim.
イヌハギ(犬萩) / マメ科 ハギ属 半低木 / 7~9月 / 本~沖
川原、草原、沿海地。茎は直立し高さ0.6~1.5m。全体に黄褐色の軟毛がある。葉は3小葉からなり、頂小葉は長楕円形で、長さ3~6cmで、先は丸い。花は長い偽総状花序となって多数つく。花冠は帯黄白色で長さ8~10mm。萼は5深裂し、長さ約6mm、開出する白黄色の毛が密生し、裂片は狭披針形で先は針状、長さ3~4mm。閉鎖花が葉腋に多数つく。果実(節果)は卵形で、長さ4~5mm。閉鎖花からできたものはやや小型。和名の由来はハギの仲間で鑑賞価値がないため「イヌ」としたもの、また、ネコハギに対して大きいため、イヌハギと名づけられたという説もあり。

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