サツマシロギク


                 ’20.11.18撮影 串間市(宮崎県)



                ’20.11.18撮影 串間市(宮崎県)

丘の上はノジギクとサツマシロギクが咲き誇っています。
頭花はサツマシロギクのほうが少し小さく、素朴なイメージです。
リンドウと同様に野生馬には嫌われているのかな?





                                                  ’12.11.6撮影 串間市(宮崎県)



                                                      ’12.11.6撮影 串間市(宮崎県)


山地の道路脇に大群生、イナカギクより花数が多く、ツワブキ以上に目立っています。
蕾は淡紫色で、開花していないとノコンギクと思ってしまいそう。
白い野菊の識別も難しいので、私なりに観察してみました。



                                 ’12.11.6撮影 串間市(宮崎県)


茎、総苞に毛が多く、総苞の形はイナカギクに似て幅が広い鐘形です。
シロヨメナの仲間の総苞はイナカギクより細めで筒状。



                                    ’12.11.6撮影 串間市(宮崎県)

葉の感触はイナカギクは柔らかですが、こちらはややザラッとしています。
風が強く、葉の裏を撮影した画像はブレブレでした。次回の宿題にします。
シロヨメナの仲間は葉の基部がごく短い葉柄状ですが、。
サツマシロギクはイナカギクと同様に葉の基部が僅かに茎を抱いています。

 Aster satsumensis Soejima
サツマシロギク(薩摩白菊)/ キク科 シオン属 多年草 / 10~12月 / 九州南部
山野の林縁、林下。草丈40~60cm。茎の上部でよく分枝する。葉は互生し、長楕円状披針形、鋭尖頭、基部はくさび形で縁に大きな鋸歯がある。葉柄はなく、下部の葉の基部は僅かに茎を抱く。表面は淡緑色、葉の裏面には毛が短いものが多く、長い毛が少ない。頭花は径1.5~2cm、舌状花は白色。淡紫色を帯びるものもある。総苞は筒状で長さ 4 mm、幅 5~6 mm。付随染色体の数は3~4本。イナカギクとは混生しない。

南九州でイナカギクと認識されていたものが、1993年サツマシロギクとして発表された。茎、総苞に毛が多い。頭花の直径は1.5cm前後、白色から淡紫色を帯びるものもある。下部の葉の基部は僅かに茎を抱く。葉の裏は毛が多い。(サツマシロギクの毛は短い毛が多く、長い毛が少ない。イナカギクは長い毛が多く、短い毛が少ない。) 

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