コシキギク


                             ’22.10.31撮影



                             ’22.10.31撮影


前日見た、個体とは舌状花の感じが違いますが、コシキギクの特徴を有しています。



                             ’22.10.31撮影


頭花の直径は1.5~2.5cmと大小あって、
舌状花は白色~淡紫色、茎も総苞も毛が多いです。
葉は両面に毛があり、卵形~卵状楕円形で、葉柄あります。
(根生葉の葉柄は3~5cmあります。)



                                              ’22.10.31撮影





                                               ’22.10.30撮影

↑花はイナカギクorサツマシロギクっぽいコシキギク
↓花はノコンギクっぽいコシキギク



                                              ’22.10.30撮影


白色と淡紫色の野菊が混生していて、ぱっと見、同じ種類とは思えませんが、この2画像はコシキギクの特徴をもっています。
(茎は毛深く、葉にははっきりとした柄がある)

 Aster koshikiensis Kitam.
コシキギク(甑菊) / キク科 シオン属 多年草 / 10~11月 / 鹿児島県(甑島固有)
日当たりの良い岩場、道路脇斜面。匍匐する長い地下茎をもつ。茎の高さ30~80cmで開出毛が密にある。葉は卵形~披針形、長さ3~6cm、幅2~4cm。先は鋭尖頭、基部は円形~やや広いくさび形、縁にはやや粗い鋸歯があり、全体に毛が密生する。葉柄は長く、葉身の1/3程度になるものもある。頭花は直径1.5~2.5cm、舌状花は白色~淡紫色。冠毛の長さは3~4mm。

  1970年、北村氏によってダルマギクとノコンギクの雑種として記載されたが、その後、自生地や染色体数、などから、甑島固有種となった。2020年、副島氏、濱島氏の論文によると、コシキギクの染色体は2倍体で、染色体4倍体のノコンギクとは類縁関係がなく、ダルマギクとも離れたクレードに位置し類縁関係はない。分子系統解析の結果は、2倍体で同タイプ型のシロヨメナ群の一員で、分布域が隣接するサツマシロギクの類縁性が強い。 

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