キクタニギク (アワコガネギク)

                                ’04.11.23撮影 福島(長崎県)

泡のようにやや小さめの花が密集して咲きます。
Ylistではアワコガネギクはキクタニギクの別名になっているので、標準名をキクタニギクに変更しました。


               ’04.11.23撮影 福島(長崎県)

葉は羽状に深く裂け、裂片が尖っています。


               ’04.11.23撮影 福島(長崎県)

1990年代以降、法面緑化に使われたヨモギの種子に交じって侵入した外来キクタニギクが、
分布域以外の地域でも発見されているそうです。


<比較>
キクタニギク (アワコガネギク) シマカンギク
アワコガネギクの総苞 ’04.11.23撮影 福島(長崎県)
総苞外片が線形
頭花の径1.2~1.5cm
総苞片は瓦状に並び、外片は卵形
頭花の径1.5~3cm

 Chrysanthemum seticuspe (Maxim.) Hand.-Mazz. f. boreale (Makino) H.Ohashi et Yonek.
キクタニギク(菊渓菊)/ キク科 キク属 多年草 /10~11月 /本(岩手~近畿地方)、九(北部)
別名アワコガネギク 山麓のやや乾いた崖など。高さ1~1.5m。地下茎は短く、茎は叢生し、白い軟毛が多い。葉は長さ5~7cmで羽状に深裂し、裂片は尖る。頭花は黄色で直径1.2~1.5cm。舌状花は短く多数で、中心の筒状花も多い。総苞片の外片は線形~狭長楕円形。そう果には冠毛がない。和名は京都市東山区の自生地でかつて存在した菊渓(きくたに)川にちなんだもの。 

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