クマイチゴ


                                 ’23.5.9撮影 五木村(熊本県)

熊が出そうなところに生えることから、つけられた名前だそうです。
熊は出ませんが、鹿は出てきそうなところです。



                                 ’23.5.9撮影 五木村(熊本県)




                                 ’25.6.26撮影 九重町(大分県)




                                 ’09.5.24撮影 鰐塚山(宮崎県)



                                 ’09.5.24撮影 鰐塚山(宮崎県)

この時期、クマイチゴとナガバモミジイチゴが登山道に張り出し、
気をつけていても、痛い目にあいます。
真っ赤に熟したいちごは美味しそうですが、おやつにするほど美味しくありません。
お味はナガバモミジイチゴのほうが数段上です。



               ’09.5.24撮影 鰐塚山(宮崎県)
 Rubus crataegifolius Bunge
クマイチゴ(熊苺) / バラ科 キイチゴ属 落葉低木 / 花5~7月 果実7~8月 / 北~九
日当たりのよい山地の林縁や荒地。高さ1〜2mになる。茎や枝は赤紫色でほぼ無毛。太く扁平な刺がまっすぐ横に出る。葉は互生。葉身は長さ6〜10cmの広卵形で、掌状に3〜5中裂する。裂片の先はとがり、基部はハート形。ふちには不揃いな重鋸歯がある。質はやや厚く、裏面脈上には細毛と小さな刺がある。葉柄は長さ3〜8cmで、刺と軟毛がある。托葉は長さ1cmほどの線形で、下半部は葉柄に合着する。直径1〜1.5cmの白い花が2〜6個集まってつく。花弁は細く、花弁と花弁の間にすきまがある。萼筒は杯形で短毛が密生する。萼片は狭卵形で内面とふちに軟毛が密生する。花のあと萼片はそり返る。花柄には軟毛が密生する。果実は核果の集まった集合果。直径約1cmの球形。果柄が短いのでかたまってつく。7〜8月に赤熟し、食べられる。核果の先が尖っているのも特徴。

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