トイミサキカンアオイ (裸名)

↑種名の正式な記載はまだないようです。


                                        ’20.11.18撮影



                                         ’20.11.18撮影



                        ’20.11.18撮影



                                            ’20.11.18撮影

前回は遅すぎたので、もう一度初々しい個体を見たいと出掛けました。
台風の被害の大きさに驚きながらの道中で、自生場所まで行けるのかしらと心配になりましたが、無事でした。
花は前回見たときよりも緑味が薄く暗紫褐色が強いです。

宮崎県にはよく似たヒュウガカンアオイ(裸名)が見つけられており、本種はその変種と考えられているようです。
違いは花が小さく、平坦度が強く、萼筒が細く、萼裂片も細い。
花柱が丸い。(ヒュウガカンアオイは先端が二つに開き、細長い)





                                        ’18.4.15撮影

資料の花期はとっくに終わっているので、花は期待していなかったのですが、残っていました。


                                        ’18.4.15撮影



                                         ’18.4.15撮影



                                          ’18.4.15撮影

花(萼裂片)は緑色でしたが、開花初期は濃紫褐色だそうです。
葉は耳状に張り出したものが多いはずなのですが、、卵形のもののほうが多く、無地、雲紋、網紋と様々でした。





                                        ’24.3.27撮影

花期を過ぎているので、残り花を探しました。
なんとか3個体見つけることが出来ました。



                         ’24.3.27撮影

宮崎県
<注>APG分類では、学名未定(Asarum sp)
トイミサキカンアオイ(都井岬寒葵)/ウマノスズクサ科 カンアオイ属 多年草/11~2月/九州(宮崎、鹿児島県)
林下。葉は卵状三角形で長さ8~12cm。葉身はやや細長く、雲紋、網紋まで変化が多く、基部の耳はやや張り出すことが多い。花は開花初期、濃紫褐色であるが、後に緑色を帯びる。萼筒はやや細く、萼裂片も小さい。萼裂片の縁はうねる。花柱の先端は円く、開かない。ヒュウガカンアオイに比べ、全体に小型で萼片が細い。 

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