タイリンアオイ


                       ’22.4.17撮影 伊万里市(佐賀県)

葉がさほど大きくなかったので、ウンゼンカンアオイかなと思いましたが、
花筒が縦長筒形ではなく、丸みのある横長筒形だったので、タイリンアオイだと思います。



                              ’22.4.17撮影 伊万里市(佐賀県)





                 ’18.4.22撮影 菊池市(熊本県)



                                ’18.4.22撮影 菊池市(熊本県)

初々しいタイリンアオイの花を見つけました。
サンヨウアオイに似ていますが、萼筒が台形で上部に膨出部がありません。



                               ’10.5.9撮影 菊池市(熊本県)



                  ’10.5.9撮影 菊池市(熊本県)





                         ’03.4.26撮影 平尾台(福岡県)



                         ’03.4.26撮影 平尾台(福岡県)

葉も大きめですが、花も大きいです。
普通は林下で見かけるのですが、明るい笹藪でも生育可能なようです。

Asarum asaroides (C.Morren et Decne.) Makino 
タイリンアオイ(大輪葵)/ウマノスズクサ科 カンアオイ属 多年草/4~6月/本(島・山)、九(福・佐・大・熊)
山地の林下。葉身は広卵形、卵状楕円形または卵状三角形で長さ8~12cm、幅5~12cm、先は鈍頭または鋭頭、基部は深い心形になる。表面は暗緑色で光沢がなく、しばしば雲紋状の斑が入り、縁近くに短毛を散生する。裏面は無毛。4~5月に、暗紫色の大型の花を開く。萼筒は倒卵状ナシ形で、長さ2~2.5cm、径2.5~3cm、上部はくびれる。萼筒内壁は濃紫色で、細かい格子状に隆起した襞をもつ。萼筒入口には口環をとりかこむように小板状突起があり、白色を呈する。萼裂片は卵状三角形で開出し、長さ1~1.5cm、上面に短毛が密生し、縁は強くうねる。花柱は6個が直立し、その背部が2つに割れ、広い耳状の突起になって反り返るため、特異な形に見える。柱頭はこれら耳状突起の間に位置する。雄蕊は12個で、花柱のまわりに配置する。

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