ミヤコアオイ


                                                                             ’05.5.29撮影 くじゅう(大分県)



ミヤコアオイ ’06.4.1撮影 くじゅう
                                     ’05.5.29撮影 くじゅう(大分県)


九州に分布するカンアオイ属で花がきんちゃく形のものは
ミヤコアオイ、サンヨウアオイ、キンチャクアオイだと思うのですが、
見分けが難しいのです。
葉の模様、形でで見分けることが出来るとよいのですが、一筋縄にはいきません。

ミヤコアオイの花は横から見ると萼筒上部に格子状の隆起模様があります。
サンヨウアオイはやや小さめで萼筒上部に6個のコブがあります。
キンチャクアオイはサンヨウアオイより小さめで、同様に萼筒上部に6個のコブがあります。

ということで、ミヤコアオイは判断できるようになりました。





                          ’13.4.5撮影 島根県


このお山ではミヤコアオイがギフチョウの食草になっているようです。






                                       ’19.5.9撮影 高知県

葉は雨の後なので光っています。



                           ’19.5.9撮影 高知県

萼筒上部に6つのコブがないので、ミヤコアオイだと思うのですが、、。
 Asarum asperum F.Maek.
ミヤコアオイ(都葵) /ウマノスズクサ科 カンアオイ属 多年草/ 4月 /本(近畿以西)~四(西部)、九(大・熊)
    低山地の広葉樹林下。葉は卵円形~楕円形、長さ6~10cm、幅4~8cm。先は鈍頭、基部は心形で両側片
  はときに張り出しほこ形になることもある。質はやや薄く、短毛が散生し、雲紋がある。花は淡紫褐色で萼筒は
  台形状筒形、長さ6~8mm、直径8~10mm。萼筒は口部がくびれ、半球形で、格子状に隆起線がある。
  萼裂片は卵形~卵状三角形で斜めに開出し、長さ8~10mm。雄しべは12個、花柱は6個。

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