キンチャクアオイ


                                 ’09.5.30撮影 稲尾岳(鹿児島県)




                                                           ’09.5.24撮影 鰐塚山(宮崎県)

典型的なキンチャクアオイの特徴は
葉に雲紋がなく、花が小さく、萼片はあまり開かず、先端がとがっていて、雄しべは12個。
サンヨウアオイはキンチャクアオイが分化したものと考えられています。





↓下の画像のように葉が大きく、斑紋がハッキリしていて、花も大きめの個体もありました。
萼筒上部を取り除いた花も転がっていて、にんまり。


                  ’09.5.31撮影 野間岳(鹿児島県)

外見はサンヨウアオイっぽく見えたのですが、
雄しべは12個なので、キンチャクアオイのようです。
サンヨウアオイとの中間個体なのでしょうか。


                        ’09.5.31撮影 野間岳(鹿児島県)




参考<サンヨウアオイ>

退化した雄しべが残っていますが、完全な雄しべは6個
 Asarum hexalobum F.Maek. var. perfectum F.Maek.
キンチャクアオイ(巾着葵)/ ウマノスズクサ科 カンアオイ属 常緑多年草/ 4~5月/ 四、九(中南部)
  サンヨウアオイはキンチャクアオイから分化したものと考えられている。葉は卵状楕円形で斑紋が少ないものが
  多い。花はサンヨウアオイとよく似ているが、典型的なものは萼裂片がねじれ、内巻きに反転する。花の直径は
  約1.2cm、萼裂片は開出せず先が尖る。外側は淡緑褐色で、内側は黒褐色。雄しべは12個。
  (サンヨウアオイは完全な雄しべが6個)

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