ツワブキ


                            ’25.11.15撮影 天草市(熊本県)

11月になるとキク科の季節、ツワブキの黄色が目立ちます。
葉柄は食用になりアク抜きをして佃煮風にしたものが「キャラブキ」です。
ちなみにツワブキの葉柄は穴がなく、フキには穴があります。



                            ’25.11.15撮影 天草市(熊本県)



                            ’25.11.15撮影 天草市(熊本県)

花はまわりにには雌性の舌状花が1列に並び、
中心部に両性の筒状花(管状花)が多数集まっています。




                ’02.11.4撮影 田平町(長崎県)



              ’11.12.23撮影 志賀島(福岡県)

草刈りのあと伸びてきたツワブキです。
コンパクトながら、鮮やかに花を咲かせていました。



        ’02.11.17撮影 元猿海岸(大分県)




                           ’06.10.28撮影 平戸(長崎県)


               ’05.11.3撮影 平戸(長崎県)


海岸岩場から沿海の道路沿いでよく見かけますが、
里山の林縁でも群生しています。
秋から初冬にかけ、九州ではシマカンギクとツワブキが
同じような環境下に競い合って咲いています。




果実              ’12.1.17撮影 志賀島(福岡県)

 Farfugium japonicum (L.) Kitam. 
ツワブキ(石蕗)/ キク科 ツワブキ属 多年草 / 10~12月 / 本州(福島・石川以南)~沖縄
海岸沿い、丘陵地、岩の上や崖、林内など。草姿はフキを小型にしたような形であるが、フキの葉柄には穴が空いているが、ツワブキにはこの穴がない。根生葉は長さ10〜38cmの柄があり、葉身は長さ4〜15cm、幅6〜30cmの腎心形で、厚くて光沢がある。若葉はにぎりこぶしのように丸まり、灰褐色の軟毛をかぶっている。葉の間から高さ30〜75cmの太い花茎をのばし、黄色の頭花を散房状につける。頭花は直径4〜6cm。花柄は1.5〜7cmと長い。まわりにには雌性の舌状花が1列に並び、中心部に両性の筒状花(管状花)が多数集まり、どちらの花も結実する。総苞は筒形で、総苞片は1列に並ぶ。そう果は長さ5〜6.5mm。冠毛は褐色を帯びる。

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