Solanum americanum Mill.
テリミノイヌホオズキ(照実の犬酸漿)/ ナス科 ナス属 1年草or多年草 / 7~10月 /北アメリカ原産 |
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帰化植物。別名(ニセイヌホオズキ,ナンゴクイヌホオズキ, カンザシイヌホオズキ)
畑や道端。高さ30~60cm。茎はよく枝を分け、長く伸びると倒伏し、地面に広がることが多い。葉は変化が多いが、卵形で基部よりに波状の鋸歯があり、全体に毛が少ないものが多い。花序は散状に5~12花がつき、花冠は5深裂し、径4~6mmと小さく、裂片の幅は狭い。液果は球形で径4~7mm、黒紫色に熟し、強い光沢があり、果肉は早くから紫色になり、萼を残して落ちる。1つの果実中に種子は30~70個、球状顆粒は含まないものと1~4個を含むものがある。種子は白色で長さ約1.5mm。
日本のテリミノイヌホオズキは2タイプあり、垂れ実型とカンザシイヌホオズキ型が確認されている。
カンザシイヌホオズキは果序が上向きに立つことから〈かんざし〉を連想して名付けられたもので、茎もかたく直立するが、液果や種子はテリミノイヌホオズキと変わらない。
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<よく似たもの>
アメリカイヌホオズキ:茎も葉も細め。花はふつう淡紫色、白花もあり、花柄が一点からでる。光沢のある黒い液果。
イヌホオズキ:葉はやや厚く波状鋸歯縁。花は白色で、やや総状に付く。光沢のない黒い液果。 |
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