テリミノイヌホオズキ


                              ’03.12.8撮影 喜如嘉(沖縄県)

花序はほぼ1点から5~12個の花をつけているので、テリミノイヌホオズキかアメリカ犬ホオズキ。
葉の幅が広いので、テリミノイヌホオズキのようです。



                                                                               ’03.12.8撮影 喜如嘉(沖縄県)

日本のテリハノイヌホオズキは2タイプ確認されています。
垂れ実型とカンザシイヌホオズキ型(実が垂れない)



< カンザシイヌホオズキ >


                              ’25.11.15撮影 天草市(熊本県)



                               ’25.11.15撮影 天草市(熊本県)

果実が上向きに立つことからカンザシイヌホオズキと呼ばれています。
  Solanum americanum Mill.
テリミノイヌホオズキ(照実の犬酸漿/ ナス科 ナス属 1年草or多年草 / 7~10月 /北アメリカ原産
  帰化植物。別名(ニセイヌホオズキ,ナンゴクイヌホオズキ, カンザシイヌホオズキ)
畑や道端。高さ30~60cm。茎はよく枝を分け、長く伸びると倒伏し、地面に広がることが多い。葉は変化が多いが、卵形で基部よりに波状の鋸歯があり、全体に毛が少ないものが多い。花序は散状に5~12花がつき、花冠は5深裂し、径4~6mmと小さく、裂片の幅は狭い。液果は球形で径4~7mm、黒紫色に熟し、強い光沢があり、果肉は早くから紫色になり、萼を残して落ちる。1つの果実中に種子は30~70個、球状顆粒は含まないものと1~4個を含むものがある。種子は白色で長さ約1.5mm。 
日本のテリミノイヌホオズキは2タイプあり、垂れ実型とカンザシイヌホオズキ型が確認されている。
カンザシイヌホオズキは果序が上向きに立つことから〈かんざし〉を連想して名付けられたもので、茎もかたく直立するが、液果や種子はテリミノイヌホオズキと変わらない。

  <よく似たもの>
アメリカイヌホオズキ:茎も葉も細め。花はふつう淡紫色、白花もあり、花柄が一点からでる。光沢のある黒い液果。
イヌホオズキ:葉はやや厚く波状鋸歯縁。花は白色で、やや総状に付く。光沢のない黒い液果。 

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