タンキリマメ


                                  ’19.10.6撮影 北松浦郡(長崎県)

豆果が色づくと、カメラを向けたくなります。
豆果を見るとトキリマメによく似ていますが、葉の形と質感が違います。
タンキリマメは葉が分厚くって、縁に毛が多いです。



                                 ’19.10.6撮影 北松浦郡(長崎県)



                                ’11.11.13撮影 志賀島(福岡県)

晩秋から初冬にかけて、タンキリマメの真っ赤に熟した豆果が割れ、ぴかぴかした種子が飛び出しています。
11月に見かけると、もうこんな時期、何となく喉がいがらっぽいような、インフルエンザに気をつけなくっちゃ...、
ほんとうに痰をきる効能があるんでしょうかね。??
12月に見かけるとお正月の黒豆を連想、...(-.-;)。


タンキリマメの果実 ’06.11.3撮影 相島
            '06.11.3撮影 相島(福岡県)

果実が熟し、赤くなった鞘から黒いつやつやの種子が飛び出しました。


                                ’09.10.28撮影 相島(福岡県)


タンキリマメ '06.9.11撮影 相島
                             '06.9.11撮影 相島(福岡県)

トキリマメ(オオバタンキリマメ)、ノササゲと花の形はよく似ているので、葉の形をチェック!
タンキリマメは葉の質がゴアゴアとしていて、幅の広い菱形で先の尖りが僅かです。
トキリマメは葉が薄く、葉の先が鋭く尖り、
ノササゲの葉は薄く、長卵形です。

Rhynchosia volubilis Lour.
タンキリマメ(痰切豆) / マメ科 タンキリマメ属 多年草 / 7~9月 / 本(関東以西)~沖 
種子を食べると痰をとめるという俗説に由来する。日当たりの良い草地、林縁。茎は左巻き。3小葉からなり、小葉はひし形に近い倒卵形で円頭。葉はやや厚く、両面と縁に毛がある。花は総状につき、淡黄色、長さ8~10mm。豆果は熟すと赤くなり裂開し、黒い種子が顔を出す。
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