シロダモ

カエデが少し紅葉し始めましたが、まだ彩りの少ないダムサイトに黄色の花が盛大に咲いていました。
図鑑を見ると、花と果実が同時に見られるとか。
機会があったら、果実も一緒に撮影したいと思います。

和名は葉の裏が灰白色なので、別名の「シロタブ」になり、そこから「シロダモ」に転化したものと言われています。
「タブ」はクスノキ科にタブノキがあるので、共通点がありそう。

ところで、「タモ」で思いつくのがアオダモ(モクセイ科)ですが、まったく別種です。
花も葉もまったく違うのに,「タモ」がつくのは紛らわしいです。
ではアオダモの「タモ」の語源は??諸説あって、スッキリ結びつきません。
アオダモの「タモ」はトネリコを意味するそうです。タモとトネリコが結びつかない(-.-;)。

’16.11.9撮影 宮若市(福岡県)

 Neolitsea sericea (Blume) Koidz.
シロダモ 別名シロタブ/ クスノキ科 シロダモ属 常緑高木/ 花・果実10~11月 / 本州~沖縄
高さ10~15m。樹皮は紫褐色~暗褐色、若枝には黄褐色の絹毛がある。葉は互生、葉柄があり、枝先に集まってつく。葉身は長楕円状披針形で、長さ8~18cm、先端は尖り、3行脈が目立つ。若葉は垂れ下がり両面ともに黄褐色の絹毛におおわれる。成葉は表面は無毛、裏面はロウ質におおわれ灰白色。花は秋、葉の脇に黄褐色の小さな花が集まってつく。果実は翌年秋、赤く熟す。 

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