チャノキ




 

野生化し、毎年の花を咲かせています。
いつも葉がボロボロで花数も少ないのですが、今年は綺麗でした。

’25.10.21撮影 福岡市西区

Camellia sinensis (L.) Kuntze
チャノキ(茶の木)/ツバキ科 ツバキ属 常緑低木/10〜11月/中国西南部、ベトナムからインド周辺の原産
  伊豆半島や九州の一部から野生化の報告もある。幹は株立ち状で、高さ2mほどになる。樹皮は灰白色で平滑。本年枝は淡褐色で、斜上する短毛がある。葉は互生。葉身は長さ5〜9cm、幅2〜4cmの楕円形。先端は鈍く、基部はくさび形。縁には波状の細かい鋸歯。薄い革質で、表面は光沢がある。裏面ははじめ長い伏毛があるが、のち無毛。葉柄は長さ3〜7mm。枝先の葉腋に直径2〜3cmの白い花が下向きに咲く。花弁は5〜7個。ほぼ円形で先が凹む。雄しべは長さ8〜13mmで多数あり、基部でわずかに合着する。雌しべは1個、花柱は上部で3裂する。萼片は緑色で長さ3〜5mm、5〜6個あり、内側のものほど大きい。花柄は湾曲し、長さ1.2〜1.4cm。果実はさく果。直径1.5〜2cmのほぼ球形、浅い溝が3個あり、熟すと3裂する。種子は長さ1.5cm前後のほぼ球形で、各室にそれぞれ1〜2個入っている。片側は平たい。表面は褐色〜帯赤褐色で滑らか。

Homeへ