Solanum nigrescens Mart. et Gal.
オオイヌホオズキ(大犬酸漿)/ナス科 ナス属 1年草または多年草 /8~12月 /南アメリカ原産
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市街地、河川敷、畑地、林縁。本州以南に古くから帰化。茎はときにやや暗紫色を帯び、稜があり、曲がった小さな刺がある。葉は卵形で全縁または波状の鋸歯があり、下面全体に細毛を密生する。花序は5~8花をつけ、花数が多くなると基部の小花柄1~2個は離れてつき、花序はやや総状となる。花冠は白色ときに紫色を帯び、直径8~12mm、5深裂し、裂片は基部近くまで切れ込み、幅が狭い。果実はほぼ球形で、直径7~10mm、やや光沢があり、果皮は黒く熟すが、完熟するまでは果肉は緑色で、60~120種子を入れ、4~10個の白色球状の顆粒を含む。種子は淡黄褐色で小さい。花冠が大きく、花序がやや総状になるために在来のイヌホオズキと混同されるが、イヌホオズキは花冠がやや浅く切れ込み、裂片の幅が広いこと、果実にまったく光沢がないこと、果肉中に白色球状の顆粒を含まないことで区別できる。
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