フタバムグラ

< Ylistでは別名 ナガエフタバムグラ >
花柄が長いものを変種のナガエフタバムグラとして区別する考え方もあるそうですが、
中間型があり、フタバムグラと区別しがたいものがあるため、
ナガエフタバムグラを変種とせず、フタバムグラの変異の範疇とする見解に訂正します。


                 ’10.9.19撮影 行橋市(福岡県)

花柄が長いタイプ。
花柄が標準的なフタバムグラは花柄が2mm程度ですが、ここの個体は花柄が5~8mmあります。



                                 ’10.9.19撮影 行橋市(福岡県)


↓こちらは花柄が短い標準的なフタバムグラ。

                 ’08.10.7撮影 行橋市(福岡県)

さく果は花冠より大きいです。




                 ’01.10.6 加江田(宮崎県)



               ’01.10.6 加江田(宮崎県)

長い葉を水平に広げ、“弥次郎兵衛”みたいです。

 Oldenlandia brachypoda DC.
フタバムグラ(双葉葎) / アカネ科 フタバムグラ属  1年草 / 8~9月 / 本、四、九、沖
田んぼのあぜ、畑など。茎は細く円形で、基部から枝分かれして斜上または横に広がる。葉は対生し、全縁、線形鋭頭で基部はしだいに細くなってほとんど柄がなく、長さ1~3.5cm、幅1.5~3mm。托葉は合生し三角形、少数の裂片に裂け、葉の基部と癒合する。葉腋に1また2個花をつける。花柄の長さ1~8mm、萼筒は半球状または釣鐘形で長さ1.5~2mm、直径1.5~2mm。萼裂片は三角形、鋭頭で開出する。花冠は筒状で白色、長さ2~2.5mm、1/3ほどまで4裂する。雄しべは4個。さく果は球形で径3~5mm。先が外側に曲がる4個の萼裂片が宿存している。柄が長いものを変種ナガエフタバムグラとする見解もある。

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