チョウジタデ


                    ’15.9.21撮影 北川町(宮崎県)


花弁が5枚なので、ウスゲチョウジソウかなと思ったのですが、花柄が無毛なので、チョウジタデだと思います。
普通、チョウジタデは花弁が4枚ですが、5枚のものもよく見られるようです。
参考までにウスゲチョウジタデは花床に白毛を密生し、茎や葉に細毛が生え、
茎はあまり紅色を帯びないようです。




チョウジタデ ’02.9.29 加江田
                             ’02.9.29撮影 加江田渓谷(宮崎県)



             ’02.9.29撮影 加江田渓谷(宮崎県)


チョウジタデ ’02.9.29 加江田
           ’02.9.29撮影 加江田渓谷(宮崎県)

名前にタデがつきますがタデ科ではなく、アカバナ科です。
先端に萼が残った赤い棒状のものが果実だそうです。




            ’10.9.19撮影 行橋市(福岡県)



               ’10.9.19撮影 行橋市(福岡県)

花弁は普通4枚ですが、5枚のものもあります。
1つの株でも4弁花と5弁花があって、花が咲き始めたばかりの頃は茎も花柄も緑っぽいです。
似ている在来種のウスゲチョウジタデは5弁花で、直径8mmくらい、茎、葉に細毛がある。
外来種のヒレタゴボウは4弁花で、もっと花が大きく直径25mmくらいです。



                 ’10.9.19撮影 行橋市(福岡県)





                  ’24.9.21撮影 福岡市西区

 Ludwigia epilobioides Maxim. subsp. epilobioides
チョウジタデ(丁字蓼) / アカバナ科 チョウジタデ属 1年草 / 8~10月 / 日本全土
水田や湿地。和名は全体がタデに似ていて、花がチョウジの花に似ていることによる。別名はタゴボウ(根がゴボウに似ているから。)高さ30~70cm。全体にほぼ無毛。茎に4稜があり、しばしば赤みを帯びる。葉は披針形で秋紅葉する。葉腋に直径6~8mmの黄色の小花をつける。花弁は4~5個、萼より短い。雄しべは4個。果実は棒状で細長く長さ1.5~3cm、先端に萼片が残る。 
よく似た在来種のウスゲチョウジタデは茎や葉に細毛が密生し、花は5弁、花弁が幅広く花弁の隙間がなく、花床に白毛が密生し、茎はあまり紅色を帯びない。外来種のヒレタゴボウは茎に翼があり、花が大きく、4弁花。
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