シュウブンソウ


                             ’03.9.7撮影 英彦山(福岡県)

この画像ではよくわかりませんが、頭花は5mmほどで、
内側に5裂した筒状の両性花が数個あり、それを囲んで外側に舌状の雌花が2列並んでいます。



                         ’08.9.24撮影 三郡山(福岡県)

地味で目立たない野草ですが、風流な名前をつけてもらっています。

 *APG分類体系、従来の分類ではシュウブンソウ属
Aster verticillatus (Reinw.) Brouillet, Semple et Y.L.Chen
シュウブンソウ(秋分草)/ キク科 *シオン属 多年草/ 8~10月/ 本州(宮城県以南)~沖縄
  草丈50~100cm。匍匐する長い地下茎がある。茎は途中で成長が止まり、2~4個の側枝を横に伸ばす。葉は倒卵状楕円形~披針形、長さ7~15cm、幅2~3cm。先は鋭尖頭、基部はくさび形、縁は疎らな歯牙縁。両面に短い剛毛がある。頭花は径4~5mmと小さく、小花の花冠が小さくてごく目立たない。総苞片は広鐘形。頭花では外側の2列の小花は雌花で、花冠は舌状で白くて厚みがある。内側の小花は両性花で花冠は筒状、その先端は5歯に分かれる。雌花も両性花も稔性があり、痩果を付ける。雌花の痩果は先端には嘴があって、冠毛はなく、両性花の痩果には嘴がない。 

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