サンショウ 果実

 
                  ’23.9.16撮影 天山(佐賀県)

いつもは素通りするのですが、果実が真っ赤に熟して、綺麗だったので、パチリ。
春に花も撮影しなければ。



                              ’23.9.16撮影 天山(佐賀県)



                ’23.9.16撮影 天山(佐賀県)

若い芽は「木の芽」といわれ、主に和え物につかわれます。
花(蕾)は馴染みがないですが、「花山椒」といい、お吸い物や佃煮などに使われるそうです。
中国のスパイスの花椒(ホアジャオ)のほうが知られていますが、同属異種のようです。
青い果実はちりめん山椒やぬか床に入れたりします。
熟した果実は黒色の種子を除き、果皮だけを乾燥させ、粉山椒にするそうです。

Zanthoxylum piperitum (L.) DC.
サンショウ(山椒)/ ミカン科 サンショウ属 落葉低木/ 花4~5月 / 北海道~九州
  
 低山地の林内、林縁。高さ1~5m。雌雄異株。樹皮は灰褐色、刺やコルク質のいぼ突起が多く、若枝は緑色~赤褐色で無毛。葉柄の基部に長さ3~12mmの刺がある。葉は互生し、奇数羽状複葉で小葉は9~19個、卵状楕円形~卵形で長さ1~5cm、幅0.5~2cm。先は鈍く、基部は鈍形~円形、縁には波状の鋸歯があり、基部には腺点がある。花は枝先に長さ1~3cmの円錐花序を出して多数つき、淡緑黄色で、雄花の花被片は5~9個、長さ約2mm、雄しべは4~8個で、花被片より長い。雌花の花被片は7~8個、花柱は離生する。果実は2個の分果に分れ、分果は球形で径約5mm、赤褐色~紅色に熟す。種子は光沢のある黒色で辛い。

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