マルバツユクサ


                       ’21.9.25撮影 福岡市

花はひとまわり小さく、葉は幅が広めで淵が波打っています。
マルバツユクサは地上でせっせと種をつくり、地下でも閉鎖花をつけ、自家受粉し、種をつくるそうです。
在来種ですが、厄介な雑草として駆除の対象になっています。



                ’21.9.25撮影 福岡市



                     ’21.9.25撮影 福岡市



マルバツユクサ ’04.9.19撮影 加江田
                     ’04.9.19撮影 宮崎市



                     ’04.9.19撮影 宮崎市

ツユクサとは葉の縁が波打ち、葉先が尖らないことと苞に毛があり、漏斗状に合着することで区別できます。
なお、沖縄には苞がやはり漏斗状になるホウライツユクサが分布します。
ホウライツユクサは葉先が尖ります。



                    ’04.9.19撮影 宮崎市

空き地を埋め尽くすようにマルバツユクサが群生していました。
こんなに増えていいものかしら。

 Commelina benghalensis L.
マルバツユクサ(丸葉露草) / ツユクサ科 ツユクサ属 1年草 / 在来種 本(関東以西)~沖
高さは約40cm。葉は長さ3~7cm、幅2~4cmの卵~広卵形、平行の葉脈が目立ち、わずかに毛が生え、縁は普通、波打つ。葉には短い柄があり、基部は筒状の鞘となる。茎頂の2つ折りになった苞の中に花をつけ、苞の外に花柄を伸ばして通常2個、開花する。花弁の長さは4~5mm。青~淡青色で、まれに白花もある。花が終わると花茎が曲がり、苞の中で果実(蒴果)が花の数だけできる。マルバツユクサは通常の結実のほか、地下に閉鎖花をつけ、自家受精して種子を作る。ツユクサと似ているが、葉がツユクサより丸味を帯びて大きく、花はツユクサより小く、色はやや薄めのものが多い。 

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