クサネム
花が咲いていないと、カワラケツメイとよく似ています。
クサネムの花はマメ科らしい淡黄色の蝶形花ですが、
カワラケツメイは黄色の5弁花です。
近年、水田で非常に問題視されるようになった雑草のようです。
種子の重さや大きさが玄米に近いため、混ざると除去することが難しいらしい。
’04.9.25撮影 黒崎永田湿地(長崎県)
Aeschynomene indica L.
クサネム
(草合歓) / マメ科 クサネム属 1年草 / 7~10月 / 日本全土
水田や川岸などの湿地。高さ0.5~1m。茎の上部は中空。葉は偶数羽状複葉。小葉は20~30対あり、線状長楕円形。裏面は白っぽい。花は淡黄色で長さ約1cm、旗弁の基部に赤褐色の斑点がある。節果は長さ3~5cmで、6~8個の小節果からなる。種子は堅く、黒褐色で長さ約3.5mm。暗くなると小葉を閉じる、睡眠運動をする。近縁種にエダウチクサネムがあり、沖縄県に帰化している。
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