キクバエビヅル

エビヅルの葉が切れこむ品種をキクバエビヅルといい、西日本に多いそうです。


’09.9.24撮影 福岡市(福岡県)

キクバエビヅル(菊葉蝦蔓)  / ブドウ科 ブドウ属 落葉つる性木本 / 6〜8月 / 本州〜九州
  山野。エビヅルの葉の切れ込みが深く、3〜5深裂する品種。西日本に多い。

エビヅル(蝦蔓)/ ブドウ科 ブドウ属 落葉つる性木本 / 6〜8月 / 本州〜沖縄
  丘陵から山地。巻ひげでからみつく。本年枝は細く、はじめクモ毛がある。葉は互生。葉身は長さ5〜8cmの
  卵形〜広卵状三角形。ふつう3〜5裂するが、切れ込みは変化が多い。基部は深いハート形。表面ははじめクモ毛
  があるが、後に無毛。裏面は淡褐色または白色のクモ毛に覆われ、秋まで残る。雌雄別株。10cm前後の円錐花序
  を出し、黄緑色の小さな花をつける。花弁は開花と同時に落ちる。両性花の花序は雄花序より小形で花はまばらに
  つく。雄花の雄しべは長く、両性花の雄しべは短い。果実は液果。直径約6mmほどの球形で、黒く熟す。

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