Lycoris radiata (L'Hér.) Herb. |
ヒガンバナ(彼岸花) 別名:マンジュシャゲ(曼珠沙華)/ *ヒガンバナ科 ヒガンバナ属 多年草/9月/日本全土
古い時代に中国から渡来した帰化植物。鱗茎はアルカロイドを含み有毒だが、昔は飢饉の時、水によくさらして、食用にした。
吐剤や去痰剤にも用いていた。マンジュシャゲの他に地方名が500以上もある。ハミズハナミズ(葉見ず花見ず)、シビトバナ
(死人花)など。葉は花後、晩秋の頃から現われて束生し、線形で長さ30~50cm、幅6~8mm。深緑色で翌年春枯れる。
花は鱗茎から伸びた花茎の先に散形状に5~7個つき、朱赤色。花柄は長さ6~15mm。花被片は狭倒披針形で6個、長さ約
4cm、強く反り返り、筒部は長さ6~19mm、喉部の副花片裂片はごく小さい。花糸は花冠の外に著しく突出し、細長く、
上に曲がり長さ約8cm。葯は長楕円形で暗赤色。花柱は糸状、雄しべより長い。総苞片は披針形で膜質、長さ2~3cm。
果実は不稔で、種子はできない。
Lycoris x albiflora Koidz.
シロバナマンジュシャゲ(白花曼珠沙華) / ヒガンバナ科 ヒガンバナ属 多年草 / 9月 / 九
花は白色で黄色~紅色の条が多少ある。
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