ヤマジノホトトギス

 
                     ’03.8.16撮影 吾妻山(広島県)



                            ’03.8.16撮影 吾妻山(広島県)



                           ’03.8.17撮影 吾妻山(広島県)

中国地方や四国ではヤマジノホトトギスばかり見ます。
北部九州ではヤマジノホトトギスよりヤマホトトギスのほうが多く見かけます。



               ’05.8.3撮影 寒風山(愛媛県)



             ’03.8.3撮影 東赤石山(愛媛県)



                 ’02.8.9撮影 石槌山(愛媛県)

 Tricyrtis affinis Makino
ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)/ ユリ科 ホトトギス属 多年草/ 8~10月/ 北~九
 
 山地の林下。草丈30~60cm。茎には斜め下向きの毛があり、葉は卵状長楕円形~狭長楕円形で、長さ8~18cm、まばらに毛がある。花は茎頂と葉腋に1~2個つき、上向きに咲く。花被片は白色で紅紫色の斑点が少なく、上半部は平開するも反り返らない。花柱に紫斑はなく、花柄には毛が多い。 よく似たセトウチホトトギスは、やや毛深く、花披片の下部に黄色の斑点があり、花や花糸に紫斑がある。

 <似たもの>
 ホトトギス : 花被片は斜上するだけで全開しない。茎には上向きの毛が多い。
 ヤマホトトギス : 花は茎の先端に集まってつき、花被片は反り返る。茎に下向きの毛がある。
<ヤマジノホトトギスとヤマジノホトトギスの見分け>  
ヤマホトトギス:花は散房花序につく。花被片が反り返る。花柱に紫斑点があるものが多い。茎の毛は僅か。
ヤマジノホトトギス:花は葉腋に1〜2個つく。花被片が平開する。花柱に紫斑点がない。茎の毛が密生する  

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