ホザキノミミカキグサ


                 ’07.8.22撮影 湯布院町(大分県)

花は長さ4~5mmと小さいですが、紫色系統の色合いなので、目立ちます。
名前にムラサキがつくムラサキミミカキグサは紫色と言うより淡青色なので、
ネーイングに不満をいだいてしまいます。



              ’04.8.11撮影 湯布院町(大分県)



              ’07.8.22撮影 湯布院町(大分県)

ミミカキグサとムラサキミミカキグサも咲きますが、
この時期はホザキノミミカキグサが多いです。
花柄がほとんどなく、距が前方につきだしているのが特徴です。




ホザキノミミカキグサ 
            ’02.7.20撮影  平尾台(福岡県)

距が前方につきだしています。
花柄がほとんどないので、茎に直接、花がついているように見えます。
花の色は淡紫色~淡紅紫色。



               ’02.8.12撮影  平尾台(福岡県)

 Utricularia caerulea L.
ホザキノミミカキグサ(穂咲の耳掻草)/タヌキモ科 タヌキモ属 多年草 食虫植物 / 6~9月 / 北~九
湿地。草丈(花茎)5~40cm。茎は地表から地中を横に這い、白い糸状で茎や葉を地中に伸ばす。気中葉は花茎の基部や地表付近の茎につき、葉身はへら形~線形、長さ2~10mm。花茎上の鱗片葉は楯状につく。捕虫嚢は卵球形で地中にあり、径0.2~1mm、水中の虫を捕らえる。花は花茎の上部に4~10個つける。苞は倒披針形、花はほぼ無柄で長さ4~5mm。花冠は淡紫色~淡紅色、花弁は2唇形、上唇は小さく、下唇は大きく、くし型の白い斑紋があり、花の基部には前方へ突き出した先のとがった大きな距がある。果実(蒴果)は長さ1.5~2mm、花後も残る萼に包まれ、ほぼ同長。種子は長楕円球形、長さ約0.2mm。
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