ヤブコウジ


                                 ’14.7.11撮影 立花山(福岡県)



              ’15.7.2撮影 西油山(福岡県)



                                     ’14.7.11撮影 立花山(福岡県)

晩秋から冬、赤い果実をつけたヤブコウジは視線に入るのに、花の時期は気がつかずに通り過ぎます。
ということで、久しぶりの撮影ですが、イメージしていた花冠とちょっと違う??
5裂は同じですが、普通は中裂程度だと思ったのに、ここの花たちは深裂しています。個体差なんでしょうね。





                 ’11.12.2撮影 志賀島(福岡県)



                ’11.12.2撮影 志賀島(福岡県)

花の時期には気がつかなかったヤブコウジが真っ赤な果実をつけています。
別名は「ジュウリョウ」、お正月の縁起物とされています。
ヤブコウジ(十両)、カラタチバナ(百両)、センリョウ(千両)、マンリョウ(万両)
果実の数順かな?



           ’14.1.23撮影 四王寺山(福岡県)





                                ’14.1.23撮影 四王寺山(福岡県)

彩りの少ない冬の山道では目立つヤブコウジの果実、色も形もキュートです。
同属のマンリョウ同様、縁起物の木とされ、お正月の飾りにも使われます。
落語の「寿限無」でもめでたい名前のなかにヤブコウジが!
「寿限無 寿限無...食う寝る処に住む処 藪ら柑子の藪柑子 パイポパイポ パイポのシューリンガン..」
ヤブコウジを見るとほっこりします。

よく似た仲間たツルコウジは全体に毛が多く、葉の鋸歯が粗い。

 *APG分類体系、従来の分類でヤブコウジ科
Ardisia japonica (Thunb.) Blume
ヤブコウジ(藪柑子)/ *サクラソウ科 ヤブコウジ属 常緑低木 / 7~8月 / 北海道~九州 
別名ジュウリョウ。山地の樹林内。高さ10~25cm。地下茎を伸ばして、群生する。葉は厚く光沢があり、無毛。葉の付け根に白色~帯紅色の花を下向きにつける。花冠は5裂し、直径5~8mm。果実は直径5~7mmの球形。秋に真っ赤に熟す。 

Homeへ