ナガバノサワハコベ


                               ’24.6.25撮影 由布市(大分県)

別の場所で見つけました。
ご覧のとおり、葉が長く、葉柄が2.5~3cmあります。
↓花弁は退化し短いです。



                              ’24.6.25撮影 由布市(大分県)





                                   ’21.7.6撮影 九重町(大分県)

サワハコベより葉柄が長く、葉は長め! これがナガバノサワハコベかな。
花期末期のミヤマハコベも花弁が退化することがあるそうで、紛らわしいです。
閉じた花ばかりでしたが、開花した花を見つけました。\(^-^)/

↓花弁が退化し小さくなっています。


                          ’21.7.6撮影 九重町(大分県)



              ’21.7.6撮影 九重町(大分県)

葉の形、長さもバラバラです。
子房がふくらんでくると、花柄が倒れてくるようです。



                                                           ’21.7.6撮影 九重町(大分県)

Web上にアップされている本州産のツカモトハコベ(2015年新種発表)とよく似ています。
ナガバノサワハコベのほうが葉柄がやや長いような?
ナガバノサワハコベとツカモトハコベ、明確な違いがあるのでしょうか?



               ’22.8.27撮影 九重町(大分県)

球形の果実をつけていました。

くじゅう(大分県)


< 参考 >

                                            ’14.5.1撮影 福岡県

 Stellaria diversiflora Maxim. f. angustifolia M.Mizush.  (異分類)
ナガバノサワハコベ(長葉の沢繁縷)/ ナデシコ科 ハコベ属 多年草 / 6~7月 / 四国、九州(大分県)
湿った林内、丘陵地。サワハコベの変種。本州産のツカモトハコベと関係があると思われる。根茎が横走し、葉の長さが5cm、葉柄に長さが3cmになる。(サワハコベは葉の長さ1~4cm、葉柄は0.8~1.8cm。花は白色、萼片は長楕円状披針形で長さ4~7mm、花弁は萼片とほぼ同長。ときに花弁を欠く。) 品種オオサワハコベは全体に大きく、北陸地方に分布。変種ヤクシマハコベは小型で葉の長さじゃ8mm以下、萼片の長さあ約4mm、九州南部に分布。 
 Stellaria hibinoi Seriz. (異分類)
ツカモトハコベ(塚本繁縷) / ナデシコ科 多年草 / 6~7月 /本州(長野県南部~大阪府)
  地下茎は長く地中をはい、白色で直径約1mm、各節から細い匍匐枝を出す。地上茎は高さ6~20cm、ほぼ直立し、下部はまばらに、上部は接近して数対の葉をつける。葉は長さ0.7~3cm の柄があり、葉身は三角状卵形、先端は鋭頭で微凸端、最大のものは長さ2.5~5cm、幅1.5~4cm、基部はほぼ切形で葉柄上部に流れて翼をつくる。花は長さ1.5~3.5cm の細い柄の先に1個ずつつき、がく片は5枚、披針形で長さ4.5~6mm,花弁はない。花柄は花後下向きに垂れ、やや伸長して楕円形の蒴果をつける。 

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