マツブサ(松房) / マツブサ科 マツブサ属 落葉性のつる性木本 / 5〜7月 / 北海道〜九州
蔓は左巻きで、古くなるとコルク質が発達し、樹皮は縦に割れる。蔓を切ると松脂の匂いがする。葉は互生、短枝の先に
集まってつき、葉身は卵形〜広楕円形、先は短く尖り、基部は円形〜三角形。質は厚い膜質で無毛、表面の脈は窪まない。
葉柄は長さ2〜5cm。花は雌雄異株、短枝からぶら下がってつき、黄白色で径約1cm。花被片はほぼ円形、普通9〜
10個あり、花弁状。雄花の雄しべは5〜15本、合着した葯の上に張り付いている。雌花の雌しべは多数あり、丸い
花床に螺旋状につく。果実は球形の液果で径1cm程、集合果になって長さ5〜6cmの房状になり、黒熟する。種子は
2個、表面にいぼ状の突起がある。 |
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