イヌザンショウ




< サンショウとの違い >
サンショウのトゲは対生するが、イヌザンショウは互生する。
サンショウの鋸歯は、大きく粗いが、イヌザンショウの鋸歯は細かく、葉も細長い。
サンショウの葉は、スパイシーな芳香が強いが、イヌザンショウは香りが劣る。




カラスザンショウには小鳥が集まるのですが、
イヌザンショウには虫が集まるようです。




’23.7.31撮影 阿蘇市(熊本県)

 Zanthoxylum schinifolium Siebold et Zucc.
イヌザンショウ(犬山椒) /ミカン科 サンショウ属 落葉低木~小高木 / 花期7~8月果期は10月/本州~九州
  別名(オオバイヌザンショウ、ホソバイヌザンショウ、コバノイヌザンショウ)山地や山野の河原や林縁など。高さ1~3m。
  料理に使われるサンショウに比べて葉や実の香りが乏しく、サンショウとは異なるという意味合いでイヌザンショウと名付け
  られた。トゲが互生し、トゲが対生するサンショウと見分けられる。葉は奇数羽状複葉で互生し、小葉は長楕円形~広披針形
  で長さは2~4cm。花期はサンショウよりも3ヶ月遅い。雌雄異株。枝の先に淡緑色の小花を多数つける。花は淡緑色で、
  花弁と萼片5個ずつつくのが特徴。サンショウには花弁がないのが相違点である。

Homeへ