ハグロソウ


                         ’01.7.25撮影  井原山(福岡県)

下唇のうえに、糸状のものが出ていますが、
先がわずかに2裂しているほうが花柱で、細長い葯をつけた2個が雄しべです。



           ’01.7.25撮影  井原山(福岡県)

登山道にセクシーなピンクの唇が目立っています。




              ’04.7.25撮影 古処山(福岡県)

蕾の時はまったく気づかないハグロソウですが、開花するとアピール度が100倍。

Peristrophe japonica (Thunb.) Bremek. var. subrotunda (Matsuda) Murata et Terao
ハグロソウ(葉黒草) / キツネノマゴ科 ハグロソウ属 多年草 / 9~10月 / 関東地方以西~九州
  山地の木陰。草丈20~50cm。葉は対生し、葉身は狭卵形~卵状長楕円形~広披針形で、長さ2~10cm、幅1~2.5cm。先は鈍く、基部は鋭形で全縁。表面は暗緑色、両面脈上に短毛があるほかは無毛。葉柄は長さ2~10mm。花は枝先や上部の葉腋から長さ5~15cmの花柄を出し、その先に2枚の葉状の苞がつき、その中に2~3個(普通1個)花をつける。花冠は紅紫色で長さ2cm、上下2個の唇弁からなり、上唇は狭卵形で先は3浅裂、反曲し、長さ5mm、幅4mm。下唇は楕円形で長さ約6mmと下唇の方が大きい。雄しべは2個、花糸は糸状。花柱は1個で糸状、細長く花外に出て、先はわずかに2裂する。果実(蒴果)は根棒状、やや密に短毛がある。

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