アクシバ

                 
 
 
'06.7.2
英彦山(福岡県)
'05.8.3
寒風山
(愛媛/高知県)
 Vaccinium japonicum Miq.
アクシバ(灰汁柴)/ ツツジ科 スノキ属 落葉低木 / 花6~7月 / 北、本、四、九
山地の林縁。高さ30〜100cm。樹皮は灰黒褐色。若い枝は緑色。古くなると黒褐色になる。葉は互生。葉身は長さ2〜6cm、幅1〜3cmの卵形または広披針形。先端は鋭く尖り、基部は円形または浅いハート形。ふちには先端が腺になった細かい鋸歯がある。質は厚く、表面は緑色で、脈上に細かい毛がまばらに生える。裏面は白っぽくて無毛、葉腋に淡紅色の花が1個ずつ垂れ下がってつく。花柄は細く、長さ1〜2cm。つぼみは7〜10mmの挟披針形。花冠は深く4裂し、開花すると裂片はくるりと渦巻状にそり返る。花筒は白色または淡紅色、裂片は紅色。雄しべは8個あり、4個は退化している。花柱は葯の間から外へつきでる。萼筒は壺形、萼片は披針形で4個、先端は鋭く尖り、緑色または紅色を帯びる。花柄の基部には線形の小さな苞があるが、早く落ちる。果実は液果。直径7〜8mmの球形で、先端には萼片が残る。8〜10月に赤く熟す。薄甘くて食べられる。
 <名前の由来>
  枝が緑色で丈が低い雑木であることから、青木柴と呼ばれ、転訛したという説。
  燃やした灰で灰汁をつくり、あく抜きに用いたことに由来するという説がある。 

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