オオナルコユリ


                                 ’21.5.29撮影 津江山地(福岡県)

大型で、茎が太く威圧感があります。




                                    ’08.6.7撮影 高森町(熊本県)

草丈は80cm以上あるのですが、低い位置で90度傾いています。



オオナルコユリを調べると九州にはヒュウガナルコユリという変種があるようです。
図鑑によると、
花糸上部の乳頭状突起やいぼ状突起が顕著、葉の裏面脈上にも乳頭状突起があるもので、九州の山間部に産する。

                                ’14.6.19撮影 鰐塚山(宮崎県)



                                  ’14.6.19撮影 鰐塚山(宮崎県)

草丈は80cmくらいあります。
花沢山で重すぎるのか、斜上した茎が水平よりもっと下がっています。
葉裏は脈が浮き出ていますが、撮影した画像では乳頭状突起の有無がわかりません。
葉の形がミヤマナルコユリだと思ったのですが、茎には稜がありません。
ミヤマナルコユリはふつう大型ではなく、茎に稜があり、花柄がまっすぐ垂れず、左右に別れて垂れるそうです。
  *従来の植物分類ではユリ科
 Polygonatum macranthum (Maxim.) Koidz.
オオナルコユリ(大鳴子百合) / *キジカクシ科 アマドコロ属 多年草 / 5~7月 / 北海道~九州
山地の林下。草丈80~130cmの。ナルコユリに比べて大型。太い花茎は地面から立ち上がって葉のついたあたりから弓状に曲がり、花をつける。茎は円柱形で稜角はない。葉は無毛で15~30cm、披針形~長楕円形、しばしば3脈が目立ち、先は端の円い鋭形、葉柄は短い。花は上方の葉腋でふつう1花、下方の葉腋では2~4花が散房状につく。花序柄は長さ8~23mm、無毛、基部から曲がり下垂する。苞はない。花柄は長さ6~20mm、無毛。花被は漏斗状鐘形、長さ25~38mm、白色、先端部は緑色を帯び、裂片は反曲する。液果は径8~12mm。


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