クロガネモチ


                             ’24.5.31撮影 箱崎(福岡県)

雌花です。花柱はなく柱頭が直接子房の上にのっています。



                             ’24.5.31撮影 箱崎(福岡県)


                                    ’04.1.19 箱崎(福岡県)


                   ’04.1.19 箱崎(福岡県)

福岡市は街路樹につかっているので、いろんなところでよく見かけます。
実つきがよいこと、クロガネモチ(金持ち)という縁起のよい名前から庭木にもよく使われています。

Ilex rotunda Thunb.
クロガネモチ(黒鉄黐)/モチノキ科 モチノキ属 常緑高木/ 6月 /本州(関東地方、福井県以西)~沖縄
  常緑樹林内。街路樹、庭木。高さ5~20m。樹皮は灰白色で皮目があり、若枝は黒紫色を帯びる。葉は互生し、葉身は楕円形、長さ6~10cm、幅3~4cm。両端は尖り、縁は全縁。質は革質で両面無毛。葉柄は長さ1.5~2cm。花は雌雄異株、雄花、雌花とも本年枝の葉腋に長さ約1cmの花序軸に散形花序を出し、2~7個の花をつける。花弁は4~6個、淡紫色~白色で円形~楕円形、雄花では長さ約1.5mm、雌花では長さ約2mm。雄花には4~6個の雄しべと退化した小さな雌しべが、雌花には雌しべと退化した雄しべがある。子房は球形。花柄は長さ2~5mm。果実(核果)は楕円状球形、長さ約6mm、赤熟する。

 <モチノキとの見分け>
  モチノキ:果実は長い柄の先に1個つき、長さ10~15mm、鈍い赤色に熟す。花は黄緑色。葉柄は緑色っぽい。
  クロガネモチ:果実は3~5集まってつき、長さ5~8mm、輝紅色に熟す。花は淡紫色。葉柄は紫色を帯びる。

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