コガクウツギ


                                 ’12.6.7撮影 くじゅう(大分県)

淡緑色の小さな花が両性花で、白い花びらに見えるのは装飾花です。
ぱっと見、ガクウツギかなと思ったのですが、葉が尾状に伸びていないので、コガクウツギだと思います。



             ’09.5.24撮影 鰐塚山(宮崎県)



                                  ’02.6.2撮影 犬ヶ岳(福岡県)

装飾花は真っ白で大きな花弁状萼片からなり、普通花は小さく、クリーム色。
普通花の花弁は5個で倒卵形、先は鋭形です。

  *APG分類体系、従来の分類ではユキノシタ科
 Hydrangea luteovenosa Koidz.
コガクウツギ(小額空木)/ *アジサイ科 アジサイ属 落葉低木/6~7月 /本州(伊豆半島、近畿以西)~九州
明るい丘陵、低山の斜面。高さ約1.5m。枝は細く、若枝は紅紫色を帯びる。葉は対生し、長楕円形~広倒披針形で長さ3~5cm。先は鋭頭、縁には斜上する鋸歯がまばらにあり、表面は緑色で光沢がある。花は枝先に径3~5cmの集散状の花序になり、10~20個の小さな普通花と1~3個の装飾花からなる。装飾花は3~4個の花弁状の萼片からなり、大小があり、円形または卵形、先は円形または鈍形、白色あるいは淡黄色。普通花の花弁は5個、倒卵形で先は鋭形または凸形、長さ2.5~3.5mm、白色または淡黄緑色、平開し、散りやすい。蒴果は卵形または情円形、長さ4~5mm。

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