ウワバミソウ


                            ’25.7.28撮影 菊池市(熊本県)

柄のある雄花が目立っていたので、チョクザキミズでは?
よく見ると、葉がゆがんだ長楕円形、、この葉はウワバミソウですよね。
ウワバミソウの花期は4~9月、長いですね。



                            ’25.7.28撮影 菊池市(熊本県)

柄がある花序が雄花序で、柄がないほうが雌花序です。
画像では5花被片、5雄しべに見えますが、普通は雄花は4花被片と4雄しべだそうです。
晩秋、茎の節が膨らんでムカゴになるそうです。



                                   ’04.5.15撮影 高知県



                            ’11.5.24撮影 三次市(広島県)



                                    ’04.5.15撮影 高知県

正にヘビが出そうなところに群生していました。
ヒメウワバミソウより葉が大きく、鋸歯の数が多いので存在感があります。



                               ’24.4.23撮影 越前市(福島県)

 Elatostema involucratum Franch. et Sav.
ウワバミソウ(蟒蛇草)/ イラクサ科 ウワバミソウ属 多年草 / 4~9月 / 北、本、四、九

山地の水湿斜面。茎は毛がなく多汁で、長さ30〜40cm、斜めに立つか、斜面に垂れる。葉は長楕円形で左右不同、長さ5〜12cm、先は鋭くとがり、内側辺では3〜10個、外側辺では6〜13個の鋸歯があり、両面に短い毛がまばらにある。花は緑白色で、春には雄花序が出て、その脱落後に雌花序が開くが、短い茎では雌花序しかつけないことが多い。雄花序には長さ1〜2cmの柄があるが、雌花序には柄がない。雄花は4花被片と4雄しべがある。雌花被片は3個で、背面に短毛が多い。そう果は卵形で淡黄色、長さ約1mm。秋遅くになると茎の節がふくらんだむかご状になり、ばらばらに離れて落ち、発芽して新苗になる。和名の由来は、ウワバミ(大蛇)の住みそうな所に生えている草という意味。ミズナともミズとも呼ばれ、東北地方などでは山菜として好まれている。

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