ツルウメモドキ


                                    ’25.5.5撮影 福岡市

雄花が花盛り。


                      ’25.5.5撮影 福岡市



                    ’05.12.10撮影 湯布院(大分県)



          ’05.12.10撮影 湯布院(大分県)

枯葉色の世界に雪が積もり、赤い実が目立ちます。遠くでみるとみな同じに見えましたが、
近づくと3種(ツルウメモドキ・コマユミ・ヤマホロシ)の果実でした。
果実を包んでいた皮が3つに割れ、羽根のようになっているのがかわいいですね。
つるはリースに使われ、実は花材として使われます。
 
 Celastrus orbiculatus Thunb. var. orbiculatus
ツルウメモドキ(蔓梅擬き)/ニシキギ科 ツルウメモドキ属 落葉つる性木本/花5~6月 実10~12月 /北~沖
低地、山地の林縁。雌雄別株。他の植物に絡みつく。全体に無毛。葉は互生し、葉身は楕円形~倒卵円形、長さ3.5~10cm、幅2~8cm。先は急鋭尖頭、基部は円形かくさび形、縁には不揃いな浅い鋸歯があり、両面無毛。葉柄は長さ1~2cm。花は雌雄異株、葉腋か枝先に短い集散花序を作り、雄花は1~7個、雌花は1~3個つける。花は淡緑色~黄緑色、雄花の萼裂片は卵状楕円形、長さ約1.5mm、花弁は狭長楕円形で長さ約4mm、雄しべは長さ2~3mm。雌花の萼裂片は卵形、長さ約1mm、花弁は狭長楕円形、長さ約2.5mm、退化雄しべは5本、雌しべは長さ約4mm、花柱は長さ約3mm。花柄は長さ4~5mm、中央から下に関節がある。果実(蒴果)は球形、径7~8mm、黄熟する。熟すと3つに割れ、橙赤色の仮種皮に包まれた種子が顔を出す。

Home