セイヨウトチノキ (マロニエ)




マロニエの名で知られていますが、マロニエはフランス語名で正式にはセイヨウトチノキ。
天神を歩いていて、紅色の花をつけた樹木を見て、驚きました。
セイヨウトチノキと米国産のアカバナトチノキを交配させた、ベニバナトチノキという種だそうです。




同じ花序に赤い斑点と黄色の斑点の花があるのが不思議です。
斑は、はじめ黄色で後に赤に変わるようです。
黄色の斑の若い花は蜜があり、斑が赤くなった古い花はもう蜜をださないそうです。
なんと、ハナアブは色の違いを見分けられず、マルハナバチは見分けるそうです。
花粉を運んでほしいマルハナバチを優遇するためだなんて、驚きです。

セイヨウトチノキ 別名マロニエ /トチノキ科 トチノキ属 落葉高木/花5月 果実10月/ギリシャ北部〜小アジア原産
  高さ20〜25cm。葉は対生、掌状複葉で小葉は5〜7個、長さ25cmほど、倒披針形で縁は重鋸歯がある。枝先に
  長さ10〜25cmの円錐花序を直立し、花は通常白色で赤い斑点がある。それぞれの円錐花序からは、通常1個から
  5個の果実ができる。果実は緑色で柔らかいとげのあるカプセル状で、1個(稀に2,3)の種子を持つ。
  日本産のトチノキは花序全体が少し細く、果皮にトゲがない。

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