オオジシバリ

                 ’15.2.27撮影 志賀島(福岡県)

海辺に近い草地にはコハコベ、ホトケノザ、シロバナタンポポと一緒にオオジシバリが咲いていました。
↓他の花の花粉をもらえないときは花柱の先をくるりと巻いて、自家受粉するそうです。
この時期はまだ虫も少ないからでしょうね。


                                  ’15.2.27撮影 志賀島(福岡県)


             ’15.2.27撮影 志賀島(福岡県)

手前の細長い葉がオオジシバリの葉です。
ジシバリ(イワニガナ)の葉は小さく楕円形ですが、オオジシバリの葉は細長くへら形です。





               ’10.2.28撮影志賀島(福岡県)



               ’10.5.17撮影 北九州市(福岡県)



                                 ’10.5.17撮影 北九州市(福岡県)

オオジシバリを砂浜で見るのは九州南部、沖縄だと思っていたら、
北部九州でも、あちこちに咲いていました。
ハマニガナより早く咲き始めます。



奄美諸島と沖縄に分布するものはアツバジシバリとされていましたが、
Ylistではオオジシバリの別名として扱われています。

                                ’04.4.2撮影 奄美大島(鹿児島県)

砂浜でも元気です。


< ニガナ属比較 >

 Ixeris japonica (Burm.f.) Nakai
オオジシバリ(大地縛り) / キク科 ニガナ属 多年草 / 4~5月 / 日本全土
やや湿り気のある道ばた、水田。草丈10~30cm。茎は地を這って伸び、根を下ろして増える。葉は互生し根元に集まってつき、葉身は倒披針形~へら状楕円形で先は鋭頭~鈍頭、全縁であるが時に下部が羽状に切れ込む場合がある。頭花は1~5個つき、黄色で径2.5~3cm、小花は20~24個。総苞は長さ12~14mm。花茎に花はない。果実(痩果)は長さ約4mm、翼状の10肋があり、嘴は長さ約2.5mm。冠毛は白色、長さ約7mm。
<似たもの>
 イワニガナの葉は丸っぽく小さく、卵円形~広卵形で、鋸歯がほとんどない。
 ハマニガナは砂浜だけに生え、葉は厚く長い柄があり、掌状に3~5中~全裂している。
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