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別名:トキワツユクサ。園芸品種のシロフハカタカラクサが昭和初期に観賞用として導入され、温暖地で逸出、野生化し、斑を消失したと考えられている。多数の園芸品種があり、ハイブリッドもある。
<広義>
茎は多肉質で地面をはい、節部から根をおろす。葉は2列に互生し、無柄、基部は鞘になる。葉身は披針状楕円形 ~卵状長楕円、長さ1.5~13cm、縁毛があり、先は鋭形、無毛。花序は枝先に頂生、15~20個の花をつける。苞は2個つき、苞の上に花が束生するように見える。花は有柄、腺毛がある。萼片は長楕円形。花弁は3個、分離、白色、爪部がなく、長さ4.5~10mm。雄しべは6個、離生、花糸は白色、白色の毛が密生する。
<参考>
ハカタカラクサ<博多唐草>が正しいのか、ハカタガラクサ<博多柄草>が正しいのかという議論があり、結論がでていない。なお、「博多」は博多織・博多帯の略(広辞苑に載っている一般的用法)、「博多柄」という単語は辞書にない。下記のように分類する考え方もある。
<狭義>※区別しない場合はノハカタカラクサ (トキワツユクサ)
シハイハカタカラクサ:茎の節間に毛条線がある。葉裏は紫。
ミドリハカタカラクサ: 〃 葉裏は緑。
オオトキワツユクサ:茎は節の直下を除き無毛。 |