ナルコユリ


                                  ’21.4.19撮影 新宮町(福岡県)

海岸の松原に生えていました。
ナルコユリが生える環境ではなさそうなのに?。
以前見たマルバオウセイはもっと葉の幅が広く、葉が薄かったような? 
茎は丸く、花筒の基部に緑の短柄があります。
ナルコユリかな。



              ’21.4.19撮影 新宮町(福岡県)



                                 ’21.4.19撮影 新宮町(福岡県)

裏面小脈上に小突起がある。



                       ’07.5.7撮影 油山(福岡県)



                                ’01.5.12撮影 白岩山(宮崎県)

若葉は中央に白い縦筋が入ることが多い。



アマドコロと似ていますが、ナルコユリは茎が丸く、花筒の基部に短柄(花筒の基部の緑色の部分)があります。

< ナルコユリとアマドコロの相違点 >







                 ’05.9.23撮影 三郡山(福岡県)

ナルコユリが果実をつけていました。
よく似ているアマドコロはやはり黒紫色ですが白粉をかぶっているそうです。

  *エングラー分類体系ではユリ科 ナルコユリ属
 Polygonatum falcatum A. Gray var. falcatum
ナルコユリ(鳴子百合)/ *キジカクシ(クサスギカズラ)科 アマドコロ属 多年草/ 5~6月 / 北~九
山地の林下。根茎は数珠状、径5~15mm。茎は上部で弓状に曲がり、長さ40~140cm、円柱形で稜角がない。葉は線状披針形~披針状長楕円形、長さ7.4~23.2cm、幅0.9~4..7cm、裏面の脈上に低い乳頭状突起があるか脈はほとんど平滑、先は端の円い鋭形、葉柄は短いか不明瞭。花序は散房状、1~6花からなる。花序柄は長さ0.7~3cm、無毛、基部から曲がり下垂する。苞はない。花柄は長さ0.5~2cm、無毛。花被は筒状、長さ1.7~2.3cm、白色、先端部は緑色をおび、裂片は直立または反曲する。花糸離生部は円柱形、長さ5~7mm、上部でやや肥厚し、背軸側最上部に乳頭状突起、他の上部域にいぼ状突起があり、下部は平滑である。葯は長さ2.5~3mm。液果は径7~10mm、黒紫色に熟す。和名は、花が葉腋に垂れ下がっている様子を鳴子に見立てたものである。よく似たアマドコロは茎に稜があり、花筒の基部に短柄がなく、ナルコユリより葉の幅が広く、節間が広い。 

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