Oxalis debilis Kunth subsp. corymbosa (DC.) Bolos et Vigo
ムラサキカタバミ(紫傍食)/カタバミ科 カタバミ属 多年草/2~11月/南アメリカ原産の帰化植物
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草丈30cm程度。江戸時代に観賞用として移入され、逸出帰化。地下には有毛の鱗片に包まれた鱗茎があり、そのまわりに小さな鱗茎が群がってつく。葉は全て根元から出て3小葉からなり、小葉は倒心形~心臓形、長さ、幅とも2~4.5cm。両面有毛で、裏面の縁に淡黄赤色の小斑点がある。葉柄は長さ5~15cm。花は花茎は葉より高く抜き出てその先にやや複生的に1~15個つく。花弁は5個、淡紅紫で濃紅色の筋があり、径約1.5cm。雄しべは10個、葯は白色で花粉はできない。萼片は長楕円形で長さ約5mm、疎らに毛があり、先端に葉の縁と同じ小斑点が2個ある。果実は結実せず、鱗茎による栄養繁殖で増える。よく似たイモカタバミとは花の中心部が淡いことで区別できる。 |
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