ホザキキカシグサ







以前見たキカシグサとは花期も違うし、花もずいぶん違っています。
キカシグサの花は葉腋につき、直径2mmくらいで、花弁より同色の萼のほうが目立ちます。
ホザキキカシグサの花はキカシグサより少し大きく淡色で、4弁花が穂状につき花らしい形をしています。
淡紅色の子房もかわいいですね。
真っ赤な葯が花粉を出すと、すぐに子房が大きくなるみたいですね。





花穂ばかりに気を取られ、茎葉が分かりづらくなってしまいました。
楕円形の葉が対生しています。




湿地に一歩入ると、すごい群生! 踏みそうで、身動きが出来ず。
こんなに密生しているとは思わなかったので、嬉しいやら、困ったり。
ホザキさんにダメージを与えないよう、数枚撮影させてもらいました。

’23.5.9撮影 熊本県

 Rotala rotundifolia (Buch.-Ham. ex Roxb.) Koehne
ホザキキカシグサ(穂咲きかし草)/ ミソハギ科 キカシグサ属 多年草 / 5~6月 / 熊本県
 
水田、湿地。草丈10~30cm。根茎は地を這い、茎は単立またはわずかに分枝する。葉は対生し、楕円形~円形で、長さ5~8mm。質はやや厚く、全縁。花序の葉はややまばらにつき小形。花は茎頂に穂状花序となって多数つき、花弁は4個、倒卵形、紅紫色~淡紫色で、長さ1.5~2mm。果実(蒴果)は楕円形で、長さ約3mm。

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