ヒメフウロ


               ’23.5.27撮影 豊後大野市(大分県)



                            ’23.5.27撮影 豊後大野市(大分県)



                                   ’08.6.1撮影 北九州市(福岡県)

フレッシュな花を観察してみると
雄しべは10個で葯が赤い5個は開き、残り5個は中心にかたまり黄色の花粉を出しています。
雌しべは見えませんが、中央にかたまった雄しべの中にあるのだと思います。



                               ’23.5.27撮影 豊後大野市(大分県)



                                ’23.5.27撮影 豊後大野市(大分県)

増えたのか、増やしたのかわかりませんが、道路沿いに大群生しています。
赤く紅葉し、とっても綺麗ですが、脅威に感じます。

野生のヒメフウロは本州と四国の一部の石灰岩地に自生すると言われていますが、
園芸品が出回っているので、庭からの逸出なども多くなってきたようです。
また、ヨーロッパ原産のヤサカフウロも非常によく似ていて、帰化しているようです。

↓渓谷内の散策路にも2年前は少しだけ花をつけた株を見かけました。
この程度だったら、心配にはなりませんが、、、。


                              ’21.6.21撮影 豊後大野市(大分県)
ヒメフウロGallreyへ
 Geranium robertianum L.
ヒメフウロ(姫風露)/ フウロソウ科 フウロソウ属 越年草  / 5~8月 / 本(中部)、四(剣山)
  別名シオヤキソウ。草丈20~60cm。茎はよく分枝して基部は倒伏し、茎や葉柄に開出毛する腺毛が多い。根出葉は花期には枯れるかあっても少なく、葉身は広卵形~円形、幅2~7cm、3~5全裂し、さらに1~2回羽状に深裂。質は薄くて柔らかく、表面と裏面脈上に伏毛が散生する。托葉は膜質、離生し、卵状三角形。花は茎頂や枝先に2個ずつつき、淡紅紫色で、径約1.5cm、蕾の時は下垂する。花序柄と花柄に開出する腺毛が密生する。花弁は5個、雄しべは10個、葯は紫色~淡紅紫色。雌しべは長さ約7mm。萼は5個、萼片は舟形で先が芒状に伸び、長さ5~6mm、花弁よりやや短く、3脈があり、外側の脈上に開出する腺毛がある。果実(分離果)は5個の分果。 

Homeへ