ヘビイチゴ


                                 ’19.3.30撮影 脊振山(佐賀県)



                                ’19.3.30撮影 脊振山(佐賀県)

舗装道路のすきまに咲いているヘビイチゴは初めて見ました。



               ’02.5.3撮影 求菩提山(福岡県)


ヘビイチゴ ’02.5.3 求菩提山
                ’02.5.3撮影 求菩提山(福岡県)


< 果実 >

            ’04.5.3撮影 高鍋(宮崎県)

ヘビイチゴ、ヤブヘビイチゴ、それにオヘビイチゴと花はよく似ています。
ヘビイチゴよりヤブヘビイチゴのほうが全体に大きいので、
その場ではわかるのですが、写真に撮るとわからなくなるんですよね。

見分けポイント1
副萼片が大きく襟巻きを巻いているようなのが、ヤブヘビイチゴ
見分けポイント2
ヘビイチゴのほうが葉の色合いが薄く黄緑色、小葉の形が丸めです。
ヤブヘビイチゴは葉の色が濃く、小葉が楕円形で先がやや尖っています。
オヘビイチゴは小葉が5枚なので、わかりやすいです。


参考:ヤブヘビイチゴ
 Potentilla hebiichigo Yonek. et H.Ohashi
ヘビイチゴ(蛇苺) / バラ科 キジムシロ属 多年草 / 4~6月 / 日本全土
湿ったところ。茎は地をはい、節から根を出してふえる。人が食べずに蛇が食べる苺という意味らしいのですが毒はない。葉は黄緑色の3小葉で先端は円い。葉腋から長い柄をだし黄色の花を1個つける。花は1.2~1.5cm。 副萼片は萼片よりやや大きい。果実は直径1.2~1.5cmで紅色で光沢がない。品種に実が白色のシロミノヘビイチゴがある。 
<近似種>
 ヤブヘビイチゴ : ヘビイチゴに比べ、葉の色が濃い。果実に光沢がある。花の副萼片が花弁と同じくらい長い。
 オヘビイチゴ : 葉は5小葉からなる。花はヘビイチゴに似ているが、イチゴ状の果実をつくらない。
 ヒメヘビイチゴ : 全体に小型で繊細。イチゴは熟しても緑のままで赤くならない。
 ノウゴウイチゴ : オランダイチゴ属の高山植物。葉は3小葉からなり、花は白く、径8mm程の果実をつくる。
  キジムシロ : 葉は羽状複葉。 

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