ハルジオン


                 ’02.5.4撮影 高森(熊本県) 

阿蘇で見かけるハルジオンはピンクが濃く、とってもチャーミングです。



                ’10.6.3撮影  阿蘇市(熊本県)

似ているヒメジオンより舌状花が多く、蕾がうなだれているのが見分けのポイントです。



                  ’10.5.9撮影 福岡市

蕾がほとんど無くて、花が白色のものは、ヒメジョオンとの見分けが少し難しいですね。
葉の基部が茎を抱いているので、ハルジオンです。

< ハルジオンとヒメジョオンの見分け方 >
 ハルジオンの花はピンク色系が多い / ヒメジョオンの花は白色が多い。
 ハルジオンの蕾はうなだれる / ヒメジョオンの蕾はあまりうなだれない。
 ハルジオンの茎葉は基部が耳状に張り出し茎を抱く / ヒメジョオンの茎葉はしだいに細まり茎を抱かない。
 ハルジオンの茎は空洞(中空) / ヒメジョオンの茎は白い髄がつまって中実。



                ’10.6.3撮影 阿蘇市(熊本県)



                                   ’10.5.9撮影 福岡市

 Erigeron philadelphicus L.
ハルジオン(春紫苑)/ キク科 ムカシヨモギ属 多年草 / 5~7月 /北アメリカ原産 帰化植物
別名:ハルジョン(春女苑) ヒメジョンに似ていて春に咲くので、ハルジョンと呼ぶことも多い。
草丈30~100cm。茎は開出する軟毛が多く、断面は中空(ヒメジョオンは中実)。根出葉と下部の葉は、長楕円形~へら形で、鈍鋸歯があり、両面に軟毛がある。茎葉の基部は茎を抱く。頭花は散房状につき、径1.5~2.5cm。舌状花は糸状で、淡紅紫色~白色。舌状花、筒状花とも、冠毛は長い。蕾のときは花序全体がうなだれる。草丈はヒメジョオンよりやや低く、舌状花はヒメジョオンより数が多い。 

花調べHomeへ