アブラギリ(油桐)/ トウダイグサ科 アブラギリ属 落葉高木/ 花5〜6月 果10〜11月/ 本州〜九州
栽培、逸出野生化。種子から桐油をとる。油は有毒だが、乾性油としてすぐれている。印刷用インキ、ペンキ、油紙
に利用される。高さ8〜16m。葉は互生し、卵形〜広卵形で、長さ12〜20cm、幅8〜16cm。先は3浅裂
するものが多く、縁に鈍鋸歯がある。表面は無毛で、裏面は脈上に白色または褐色の毛がある。花は雌雄同株で、
枝先に円錐花序となり、5個の花弁は白色であるが、開花後花弁の基部や花糸は紅色を帯び、直径約2cm。雄花序
は幅16〜25cm、雌花序は幅9〜12cm。果実(堅果)は扁球形で、長さ2〜2.5cm。3室からなり、
熟しても裂開せずに中に3個の種子が入る。 |
|