ミツバツチグリ:小葉は長楕円形で鋸歯が丸い。4~6月 本州~九州 草地、林縁
ツルキンバイ:小葉は薄く、卵形、鋸歯が粗い。花弁の基部にオレンジ色のすじ。4~6月 関東以西~九州 明るい林
イワキンバイ:小葉は卵形、鋸歯が低い。裏面が白っぽい。6~8月 北海道~九州 山地~高山帯の岩礫地。
テリハキンバイ:小葉は楕円で鋸歯が低く、光沢がある。長い匐枝。4~5月 近畿・中国地方 川岸、林縁の岩礫地 |
Potentilla riparia Murata
テリハキンバイ(照葉金梅)/ バラ科 キジムシロ属 多年草 / 3~5月 / 本州(愛知県以西)、四国 |
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山地の林縁や崖や斜面、河原。匐枝を1~11本出す。走出枝は細く、長さ10~80cm。根茎は明らかに肥厚はせず、直立または斜上する。花茎は細く、直立または斜めに直立し、高さ10~25cm。葉は3出複葉、小葉は狭楕円形から長楕円形、鈍頭から円頭、基部はくさび形で鋸歯縁、まばらな毛が両面に生えるかほぼ無毛、裏面脈上に短毛が生える。頂小葉はわずかに側小葉より大きく、長さ1~5cm、幅0.5~2cm。葉柄は長さ1~6cm、開出する毛が生える。集散花序に少数の花をつける。花茎には2枚の葉がつき、上部の葉は根出葉と同じく3出複葉だが、下部の葉は葉身が退化し、托葉のみとなる。花は径12~13mm。萼片は三角状披針形から三角状卵形、長さ4~5mm、鋭頭で外側に毛が生える。副萼片は萼片より短く、線状倒披針形から披針形、長さ約4mm、外側に毛が生える。花弁は黄色、倒卵形、わずかに凹頭、長さ5~7mm、幅3~5mm。雄蕊は20個、葯は楕円形から広長楕円形。花床は円錐形で毛が生える。心皮は多数、花柱はやや頂生し、やや糸状。 |
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