マルバオウセイ


                                    ’24.5.9撮影 福岡市東区

ナルコユリより大きく、葉の幅が広い個体を見つけました。
海岸の沿いの林縁に小群生していました。

花のピークは過ぎ、萎んだ花が数個残っていました。
花柄は2~5本あるので、もう少し密に花を下げていたようです。



                                    ’24.5.9撮影 福岡市東区




                     ’10.4.2撮影 長崎県



                      ’10.4.2撮影 長崎県

ナルコユリより全体に大きく、葉の幅が広いです。
オオナルコユリによく似ているのですが、海岸に近い藪に咲いていました。
オオナルコユリとの違いは脈が葉裏で盛り上がることらしい。

 *APG分類体系、従来の分類ではユリ科 ナルコユリ属
 Polygonatum falcatum A.Gray var. trichosanthum (Koidz.) M.N.Tamura
マルバオウセイ(丸葉黄精)/ *クサスギカズラ科(キジカクシ科)アマドコロ属 多年草/4~5月/山口県、四国南西部、九州

海岸近くの常緑広葉樹林下、林縁など。高さは60cm以上になる。茎は円柱形で稜がなく、上部は弓状に曲がる。葉は互生し、幅広で披針状卵形~狭卵形。序は葉腋に付き、散房状、1~5(8)花からなる。花は筒状で長さ2cmほど、白色で先端は緑色を帯びる。液果は球形で黒紫色。ナルコユリとその近似種の根茎を乾燥したものが和産の「黄精」で、アマドコロとその近似種の根茎を乾燥したものが和産の「いずい」で、ともに滋養強壮薬とされる。

Homeへ